リスペクトは運営業務も学生が行っている。その中で広報物のデザインやwebサイトの制作などを担うクリエイティブチームがある。そのクリエイティブチームでプログラマーとして経験を積み始めた、東大理科一類合格・生物学オリンピック金メダルという異色の経歴を持つ彼に今回は話を聞いた。

教師としてリスペクトに入った彼だったが、現在は教師とプログラマーの二足のわらじをはいている。

プログラマーとしてクリエイティブチームに参加したキッカケは、教師登録後すぐに開催された教師たちが集まる交流会のときだった。

「当時のリスペクトの運営メンバーは人手不足だったようで、登録教師が集まる交流会で運営スタッフをやらないか、という勧誘をされました。最初はなぜか経理のスタッフに誘われて興味を示さないと分かるや否や、プログラミングをしている先輩方が色々話をしに来ました。」

「そのときの話し方がすごい印象的で、クリエイティブの先輩方はみんな目を輝かせて仕事内容を楽しそうに語ってくれました。プログラミングはもともと興味のあった分野でした。でもそれ以上に先輩方の楽しそうな雰囲気に魅力を感じてやってみようと思って参加させてもらいました。」

リスペクトでプログラマーとしてのキャリアをスタートさせた彼だが、これまでの経歴は珍しいものだ。航空宇宙関係の仕事をすることが夢で、理系に特化したサイエンスフロンティア高校に入学。部活の顧問の薦めで生物学オリンピックに出場した。高校1年の時は一次審査で落ちてしまったが、翌年には金メダルを獲得し国際大会の最終選考まで残る功績を残した。

「生物学の考え方は、例えばプログラミングとも通ずるところがあるんですよ。チェスなどのゲームプログラムの場合、全パターンを与えることは不可能なので、基本的ルール・戦略、小技に加え、『成功体験を繰り返し、失敗体験をなるべくしない』というプログラムを入れる。遺伝子も同様に『良かったことには従え、悪かったことには従うな』というプログラムを脳に入れフィードバックを受けるから個体は生存できる。このように他分野でも考え方が似てるなんてことはよくありますし、ある分野の考え方を別の分野にもっていって革新が生まれるなんてこともありますしね。」

―― なんかむずかしいですね(笑)

「そうですかね。記事に使えそうになかったらカットししちゃって下さい(笑)」

彼はリスペクトの魅力にまだ小さなベンチャー企業であることを挙げた。

小さな組織のほうが自分の働きの自由度が高いことが大きいという。

そしてすぐに手を動かせてもらえる環境があったのも嬉しいと語る。

「プログラムの勉強をしようと思うと壁にぶつかるのが創作する物と場がないこと。初心者だとそもそも何を作っていいかわからないですしね。また知識をインプットしても、それをアウトプットしフィードバックをもらいながらスキルを磨いていくことは一人だと難しいんですよ。リスペクトに入ったらすぐに簡単な記事の更新の業務をさせてくれました。わざわざ先輩がコードのテンプレを作ってくれたので、つまづきそうになっても自分でやりきれました。」

そんな彼に今後リスペクトに入る方へメッセージをもらった。

「僕はまだリスペクトに入ったばかりなので全体を見れてないかも知れませんが、一つ言えることは様々な趣味・志向を持った学生が集まってます。そんな個性あふれる中でも教育という一つの共通点があるから、みんな同じ目線でお互いをサポートし合えるんだと思います。学生として大事にしなきゃいけない哲学をみんな持っていて、その中で同じ目標に向かって頑張れるのはすごい楽しいです。

あとはすぐに手を動かせる場があるから、クリエイティブの技術を磨きたい人はとりあえずリスペクトに入って勉強してみたらいいと思います。イラレとかプログラミングとか習いたい人は多いと思うので。」

そして最後に彼はこう語った。

「大学生のうちは様々なことを経験した方がいいと思ってます。リスペクトに入ったのも、せっかくのチャンスなんだから無駄にはできないと思ったからです。こんな幸運な機会は滅多にありませんからね。僕はそうやっていろんな経験をしていきたいと思います。未経験者でも興味さえあれば大丈夫。手を動かす機会はたくさんあるので、僕と一緒にクリエイティブチームを盛り上げてみませんか?」

――そういえばこのページのプログラミングも担当しますよね?

「そうですね。自分で自分の記事を構築していくのはなんか恥ずかしいです(笑)」