家庭教師として働いていた彼が教師以外の運営業務にも関わるようになった理由は2つあるという。1つは興味。先輩が働いているところを見て、自分も一緒に働きたいという気持ちが芽生えてきた。

「リスペクトでは一人ひとりの行動にお金やコストが常に絡んでいます。その責任に押し潰されることなく余裕を持って業務をしていて、時間外には後輩のフォローやサポートもしてくれる。そんな先輩の姿はかっこいい以外のなにものでもなかったんです。自分もそうなりたいという憧れから、運営業務もやってみたいという気持ちが芽生えてきました。」

もう1つは将来の夢のため。これも大きいと彼は話す。

「僕には県知事になりたいという夢があります。高校生の時まで住んでいたのが田舎で、様々な課題を見てきました。平均寿命が短かったり、地域に学校が少なかったり・・特に受験生になって、都会には予備校もたくさんあるのに、田舎には学校以外に勉強できる場所がないことに格差を感じたんです。頑張りたいと思っている人がどんどん活躍していける社会を作りたい。それが県知事になれば叶えられるんじゃないかと思ったんです。リスペクトでの運営業務は組織を管理・マネジメントする方法を学べると思っています。夢は常に原動力ですね。」

学生代表になって約1年。様々な個性やスキルを持つメンバーを率いるのは大変なことも多いという。前代表が圧倒的なリーダーシップを持ちスタッフを牽引する姿を見てきた。憧れを感じる一方、自分なりのリーダーシップを見つけ始めている。

「自分は前代表と違ってリスペクトで修行している最中で、完成したリーダー像をみんなに見せられているわけではないです。でもそのかわり、成長過程を見せていけると思っています。僕自身努力して努力して今の姿があるんだっていうのを伝えられる。最初から能力や技術がある人だけじゃなく、努力する気持ちさえあればやっていけるということを証明できると考えています。メンバーのことは仲間や同志と思っています。慣れ合いの関係にはない魅力がありますよね。」

「自分はまだ修行中」と話す彼が学生代表に選ばれた理由を聞くと、バランス感という言葉が出てきた。

「僕はスタッフの中でもバランス感があるなという自覚はあるんです。大学もサークルもリスペクトでの活動も全部を大事にしていて、なにかを犠牲にしながらやるっていうことがないんですよね。そういう部分を周りに伝染させていくのも自分の役割だと思っています。最初は両立するために自分のキャパシティ内で工夫をすることにとどまっていたんです。でも今は時間やキャパシティ自体を拡大することも出来てきたというか・・それは感じています。」

学生代表になってからの1年間は、正直地道で苦しい期間だったと話す。そんな彼がこれから目指しているものを聞いた。

「たとえるなら、これまでは植物でいう根を張る時期だったんです。でもこれからは、人の目に触れる花の部分を咲かせていきたいです。結果を求めていきたいですし、自分の本気をもっと見せていきたいと思っています。前の代を知っている僕が次世代に繋いでいかなければ、という使命感もあります。自分が先輩方の本気度に惹きつけられたということもあるので、自分も言動のひとつひとつを意識して本気度を伝えて、牽引していきたいですね。」

最後に、リスペクトでどんな人と働きたいかを聞いてみた。

「僕が求めてるのは2つです。1つは壁に食らいついていこうとする気持ちですね。ここで働いていると自分の持つ力の120%を出すことが求められるので、壁にぶつかるんです。その時に立ち向かっていける強さがある人。そういう人は絶対に楽しめる環境だと思います。もう1つは思いやりのある人。これは優しいとはまた違うんですけど・・周りのメンバーや生徒さんのことを考えて行動を取れる人ですね。もちろん最初からスキルがあるに越したことはないですが、ここでもスキルは磨けますし。まずは心がないとやっていけないと思っています。気持ちや人間性を大切にしたいです。」

春から3年生になり、大学生活も後半に入る彼。学生生活が有限であることを強く感じるようになったという。

「学生の時間が貴重で大事に使わなきゃいけない、と思うようになるのって後のほうなんですよね。1年生の時は分からない。だから自分が4年間で何をしたいのか、何をしなければいけないのかはちゃんと考えて欲しいなと思います。あとはそれを実践したいと思ったらぜひリスペクトに(笑)それを考えている人は、ここで働く楽しさもやりがいもをおのずと見つけられるんじゃないかなと思います。」