彼女は、大学の先輩の紹介でリスペクトで家庭教師をやることを決める。高校時代から、友だちに勉強を教えるのが好きだったし、「割がいい」と思っていたからだ。しかし、早速彼女は研修で壁にぶち当たった。リスペクトでは研修で、指導のロールプレイングを行っているのだが、そこでうまく指導ができなかったのである。

「単に宿題を教えるだけだと思ってたけれど、面接の際「生徒が自分で勉強できる姿を目指している」と伝えられて、『ちゃんとしてるな』と思いました。実際に研修をやってみると、とにかく大変でした。しっかり点数をとって大学受験を合格してきたので、知識もあるし指導もできると思っていたのですが、いざ教えるとなると細かいところまで理解できていなかったんだなと思いました。正しくわかりやすく伝えることができるように覚えなおして…もう一回さらに受験勉強し直しているみたいでした。」

リスペクトでも再度研修を受け直したほか、リスペクトで研修を担当する先輩に別途時間をつくってもらい、指導方法のアドバイスをもらったりしながら、指導のスキルを磨き続けた。

「とにかく先が見えないんです。『これ、いつ終わるんだろう…』って。一緒に入った友人たちはすぐに研修を終え、ラボ指導に入ったりしていきました。でも、先輩は『下積みは必ずあるものだ』って言っていたんです。『これだけ下積みをやってるんだから、いつかできるようになるはずだ!』って考えていたので、乗り切ることが出来ました。根がポジティブなので(笑)。最終的に再度代表の前で指導(のロールプレイ)をやって、合格しました」

現在は三人の生徒の家庭教師として働いている。大学で所属しているサークル活動との両立が大変だそうだ。

「とにかくスケジューリングが大変です。私が所属するサークルは、時期によって練習量に波があって、忙しいときはとにかく忙しいんですが、その中でも生徒によっては週二回指導を行わなければいけないので、週五回の指導があるんです。会社や親御さんと連絡をとりながら調整しています。」

下積みの時期が長かった彼女だが、実際に指導をしてみると、研修で意識していたこと以外にもたくさんのことを考えなければいけない。

「研修のときは、指導する内容や流れはしっかり決まっていて、『どう伝えるか』が課題でした、そういう内容や流れなどもすべて自分で計画をつくらなければいけないというのが大変です。しかも、ご家庭や生徒の要望も取り入れなくてはいけない。たとえば、私が指導しているあるご家庭では、毎月指導のとき何をするかの計画を立てるだけでなく、私の指導がない日にどのような勉強をするかは、ただ宿題を出すだけでなく、一日ずつ何をどのように勉強するかをしっかり指定して欲しいと言われているので宿題をより細かく計画を立てて出しています。リスペクトは指導の報告がとても密です。その報告にあわせて会社もしっかりコミットしてサポートしてくれます。」

長い研修期間を経て家庭教師としてデビューした彼女は、そのガッツが評価され、家庭教師以外に、リスペクト・ラボ(以下・ラボ。リスペクトが運営している学習サポート塾。家庭教師が出した宿題の演習などをする)の内装リニューアルの際には、内装設計の担当に抜擢された。

「現在のラボをどう変え、今後生徒だけでなく、運営スタッフも含め、どのようにラボという空間を利用していくかなども含め、代表と話し合い家具の設置などを考えた。実際に新しい家具を搬入し、リニューアルを行う際には、限られた時間のなかで作業を終わらせることができるよう、人を集め、スケジュールを組みました。まだまだ新人で後輩の立場ですが、当日の現場での指示などもして、『人を使う』ということを学びました。リニューアルの時期は大学の文化祭とかぶっていてとても大変でしたが、生徒が利用しているのを見て『やってよかったなあ』と思います」

下積みに長い時間をかけ、遠回りしてきたからこそリスペクトで様々な経験ができている彼女。自身のリスペクトでの仕事についてこう語る。

「大変だし怒られることもあります。でも、学生時代から仕事をすることで学び、将来の自分の強みをつくれる、ちゃんとした仕事だと思います。リスペクトでの仕事は『誰でもできるバイト』ではなく『私だからできる仕事』なんです。

実際に私がいま指導している生徒さんは、いままで家庭教師を何回か頼んでみたが、人見知りがちでどの教師とも合わず、なかなか続かなかったんだそうです。私は教えるところは教えつつ、ブレイクタイムもしっかりつくるという形で指導に臨んだのですが、その結果自分の人見知りしないキャラクターが親しみやすかったのか、受け入れてもらえて、現在も指導を続けています。自分の個性がお子様の個性に合うからこそ成立する仕事だからこそやりがいがあって楽しいですよ!」